結論から言うと…

前にも書いたことがあると思いますが、国や文化を跨いだ英語のビジネスコミュニケーションで重要なことは、正しい表現を用いることよりも、自分が伝えるべきことを確実に伝える(又は相手が伝えんとすることを間違いなく理解する)ことです。これが達成できるのであれば、多少の文法の間違いやワードチョイスが正しくなくても問題ありません。

 

ではどうしたら、自分が伝えたいことを確実に伝えられるようになるのでしょうか? 答えは簡単で、相手と信頼関係を築くなどして、相手が自分の言うことを理解したいと思うような間柄になれば、どのようなコミュニケーションもスムーズになります! …まぁそれはその通りなのですが、今回はもう少し技術的な角度からアプローチしてみたいと思います。

 

 

  確かに、メガホンも一つの方法かもしれませんが…
  確かに、メガホンも一つの方法かもしれませんが…

 

 

技術的と言いましたが、要は伝える順序です。我々日本人が物事を伝えるとき、伝える側が心地よく感じる順序は大体次のような具合ではないでしょうか。

 

 

背景 → 現状の把握 → 問題点の把握 → 解決案の吟味 → 結論

 

 

まさに伝統的な「起承転結」の流れですが、これを英語でのコミュニケーションで行うと、大抵の場合失敗します。不思議なもので、伝える相手が同じ思考回路を持つ日本人であっても上手くいかないことが多いのです。言語学にそれ程詳しいわけでもないので理由はよく分かりませんが、上のような組み立ては、英語には適していないのかもしれません。ではどういう順序なら分かりやすくなるかというと…

 

 

結論 → 理由① → 理由② → 理由③…

 

 

結論を先に伝え、なぜこの結論を導いたかについて理由付けをする際に背景、現状の把握、問題点の把握、他の解決案の吟味等の部分を盛り込みます。

 

この順序、ちょっと日本人離れし過ぎてないかと思われる方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。最近お付き合いさせて頂いている方で、私が意見を聴いたり質問したりすることに対して、「結論から言うと…」から話を始める方がいます。こんな話し方をされる方は、皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。

 

この「結論から言うと」は、いきなり結論を伝えると相手に違和感を与えてしまうので、それを防ぐために前置きをしているのですが、英語でのコミュニケーションは、まさにこの感覚で行えばよいのです。

 

英語のコミュニケーション力を上達させる手段として、普段から日本語でも「結論から言うと…」のスタイルで意見を伝える習慣を付けるとよいと思います。(注:もちろん英語でのコミュニケーションでは、「結論から言うと」と前置きする必要ありません。)

 

 

(おわり)

 

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