「自己新ピック」を見ています

ロンドンでオリンピックが開催されています。私の周りの人たちから、4年に1度のビッグイベントで今世間ではこの話題一色なのだから、ブログでオリンピックをテーマに何かを書いたらどうか、と言われましたが…。どうもなかなか書く気になりませんでした。

 

オリンピックに関し、TVや新聞等のメディアで決まって騒がれることと言えば、日本の誰それが予選を突破した、何メダルを取った、そして日本が獲得したメダルの数は今いくつある…。どれもそれなりに関心はありますが、どうも熱くなれません。

 

私は、「オリンピックは、参加することに意義がある」などといった、ピュアな考えの持ち主ではありません。でも、同時にオリンピックは国対抗のメダル争奪合戦だと考えることもできません。(実際、国別に獲得するメダルの数を競うことが趣旨ではないはずです。)それはもちろん、日本の選手には頑張ってほしいですし、表彰台に上がるチャンスがあれば何とかそこに辿り着いてほしいとも思います。でも、この「日本vs.世界」の視点だけでは退屈になってしまいます。競技する選手を国籍で分けるのは、シンプルで分かりやすいけれど、もっと他の切り口がもっとあってもよいと思います。

 

 

      もっと観戦する視点があってもよいのでは?
      もっと観戦する視点があってもよいのでは?

 

例えば、先日柔道をTVで見ていたら、インドの選手(だったと思う)がちょうど登場するところでした。もちろん知っている人ではありません。でも、この選手がどういう経緯で柔道を自分の種目として選んだのかだとか、どんな環境で日々練習や活動をしているのかを考え始めたら、なぜかこの選手を一生懸命応援している自分がいました。私は、こんな観点で競技を見るのが好きです。(でもこの選手、結果はあっけなく負けてしまったと記憶しています。)

 

自分の中で一番しっくりくるのは、競技する選手が各々のパーソナル・ベスト(自己新記録)を出すのを、応援することです。(チームスポーツの場合はチームとしてのベストまで駒を進めることになります。)

 

私も多少スポーツの経験があるので言うのですが、スポーツでは勝ち進むことや優勝することも大切ですが、一番の醍醐味というか、活動の原点になるのは、己に克つことだと思います。昨日の自分よりも、今日の自分の方がよくなれる可能性があるから、地道で辛い訓練も日々積み重ねることができるのだと思います。

 

オリンピックというとてつもない大舞台で自己新記録を塗り替えるのは、並大抵のことではないでしょう。もの凄いプレッシャーの中で、心・技・体を自身のベストの状態にもっていくことは本当に難しいと思います。私は、競技する選手一人ひとりが己に勝ち、重圧をはねのけ「壁」を乗り越える姿を見る事、そしてそういう選手を応援するのに大きな意味を感じます。

 

とは言っても、メディアが出場する選手のパーソナル・ベストを予め教えてくれるわけでもないですし、事前にリサーチするほど熱狂的でもないので、分かる範囲で、ということになりますが…。でも、この「自己新ピック」の視点で競技を見ると、選手の国籍や、予選か決勝戦かといった事柄は一切関係なくなります。その競技で優勝するチャンスのある人もない人も、同じレベルで熱く、楽しく応援できます。

 

 

(おわり)

 

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