過去は確かに、でも今は…

先日ビジネス交流会なる催しに参加した際、ある方からビジネスの国際化の進め方について、こんな意見を聞きました。

 

「海外に商売を広げるときは、現地人で日本語を話す人にやってもらうのがいい。その国の日本大使館に連絡して相談すれば、そういう人を紹介してくれる。わざわざ自分たちが英語を使うようなことをしなくても、国際化はできる。」

 

その後、私にこれについての意見を求められたので、こんな感じにお答えしました。

 

「確かにおっしゃるやり方でビジネスは十分立ち上げられるでしょうが、この方法で成功するには、次の3つの条件が当てはまるビジネス環境でなくてはならないと思います。一つ目は競合相手が日本の企業だけであること。二つ目は、現地でのビジネスに対する運用コストについては気にしなくてもよい環境であること。三つ目は、このビジネスは現地で立ち上げることだけが目的で、成長させる必要がないことです。」

 

上の3つの条件が当てはまる環境など、世界中どこを探しても存在しません。つまりそれではビジネスの国際化は成功しないとお伝えしたのですが、この方に理解いただけたかどうか…。

 

日本の企業が他国の企業を圧倒的にリードしていて、どこの国に行っても競合相手になるのは日本の企業だった時代も確かにありました。日本の技術や独自のマネージメント方法を学ばんと、多くの国の人たちが日本語を勉強した時代もありました。こうした時代は日本人にとって居心地の良い時代でしたが、今はそういう環境は存在しません。

 

この方と話をしている時、アメリカの独学社会哲学者のエリック・ホッファー(Eric Hoffer

の言葉を思い出しました。

 

 

In a time of drastic change it is the learners who inherit the future. The learned usually find themselves equipped to live in a world that no longer exists.

 

「変化が著しく起こる世では、学び続けている人が将来を請負うことになる。もう学ぶことがないという人は、既にこの世には存在しない、過去の世界でしか適応できないことに気付く。」

 

 

 

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