Q4. 組織や人材のグローバル化を進めるには

    どうしたらいい?

Answer :

      

 近年の新興国経済の発展の影響で、ビジネスの国際化を進めるにおいても、これまで正しいとされた欧米中心型・先進国中心型から更に多様化したビジネス体系が必要とされる環境に変わってきています。これから先、日本のビジネスが継続的に成長していくには、先進国以外の国や地域での幅広い事業展開が必要になることは言うまでもありません。

 

 こうした変化への対応の必要性については、ビジネス界だけでなく経済産業省や文部科学省をはじめとした政府機関からも様々な文書・報告書を通し頻繁に唱えられています。しかしながら、現在の日本企業の国際化の進展具合はと言いますと、以前より事業の国際展開を進めている一部の大手企業以外は、あまり進んでいません。特に国内の中小企業におきましては、事業の国際化に積極的に取り組んでいる企業が非常に少ないのが現状です。国内市場は少子化などの影響で今後縮小することが間違いない状態であるにもかかわらず、なぜビジネスのグローバル化は進まないのでしょうか。

 

 上の状況の理由として言えるのは、ビジネスのグローバル化を促進する上で効果的であると理解され注目を集めている事柄が、実際には必ずしも重要なことではないという事実です。そしてこれに準じたアクションを展開するも、目的と実情との間でミスマッチが常時、結局途中で頓挫してしまった、若しくは諦めてしまったといったケースが多く存在している事実です。

 

 ビジネスのグローバル化を進めるのに一番大切なことは…

 

  ■ 組織・体制の変化ではありません。

  ■ 新しい人事評価制度の導入や、採用基準の見直しではありません。

  ■ 新しい事業管理体制やマネジメントの仕組みの構築でもありません。

  ■ 更には、英語が出来る人を投入することでもありません。

 

 もちろん組織内で英語の語学力を向上させることは必要ですが、単に英語が使える人を増やすことで、事業の国際化が進展するとは限りません。ビジネスのグローバル化の促進で最も必要なことは、上に挙げたような組織全体に大きな変化をもたらすような 「ビッグチェンジ」 の実行ではないのです。

 

 つまり、

グローバル化の実現 ≠ Big Changeの実行

                                        なのです。

 

 

 それでは企業をグローバル化するのに何よりも先に必要なアクションとはいったい何でしょうか?

 

 グローバル化に成功した企業が、何ができるようになったのかを具体的に考えてみましょう。成功している企業は上に挙げたビッグチェンジを実行したのではなく、日々の仕事を進める上で必要な実務作業を、異なる文化・習慣を持つ海外のカウンターパートとよい関係を保ちながら着実に進めることができている企業です。別の言い方をすると、会社で役割を担う担当者一人ひとりが、日々の地道な作業を海外の仕事相手と一緒に積み重ね、効果的に仕事を進められるようになっている企業が、グローバル化に成功している企業なのです。

 

 このような一見地味に思える進歩を、コツコツと積み上げられるような組織にならなければ、いくら組織全体に影響を及ぼす変化を導入しても、グローバル化は成功しません。 もちろん、どの企業や組織にもグローバル化に向けた「ビッグチェンジ」が必要になる時期は来るでしょう。しかし企業として、そして会社の組織として大きな変化を起こす前にまず取り組まなければならないのは、上に示した実務作業のスムーズな運営を確立することなのです。

 

 

 

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